コラム
「シーズー」の性格・見た目・寿命などを解説
シーズーの性格
性格について
シーズーは、人懐っこく愛情深い性格の持ち主です。飼い主さんにも子供にもとてもフレンドリーで遊ぶことが大好きです。
穏やかな性格でも知られていますが、初心者でも飼いやすいのは、シーズーの賢く理解力が優れている面があげられます。
そのため、かなりしつけがしやすい犬種です。一方、プライドが高く自分の意志が強い子もいます。
飼い主さんには、素直な気持ちでストレートに愛情を伝えてくれるシーズーは大切な家族になるでしょう。
シーズーの特徴って?
見た目について
シーズーは小型犬に分類されます。体高よりも体長の方が少し長く、小柄ながらもしっかりとした体格をしています。
しっぽは、長い飾り毛がついた巻尾になっており、しっぽの位置が他の犬種に比べて高いため背中にくっついているようにもみえます。
被毛について
シーズーの被毛は、ダブルコートです。長毛種でボリューム感がありふわふわな手触りになります。抜け毛は他の犬種に比べて少なめです。
毛色について
シーズーは2色を組み合わせたパーティーカラーが主流です。
・ゴールド&ホワイト・・・国内のシーズーでは、最も一般的な色になります。
やや茶色のようなカラーをゴールドと呼び個体によって明るさの濃淡が異なります。
・フラック&ホワイト・・・ホワイトベースにブラックが入るパターンが多いです。
・ブルー&ホワイト・・・やや暗めのグレー色とホワイトの組み合わせです。
・プリンドル・・・ブラックベースやゴールドをベースにイエロー系のカラーが入った毛色になります。
・マホガニー&ホワイト・・・ゴールド&ホワイトよりも若干濃い茶色をしており、赤褐色や栗のような深みのある色をしています。ホワイトベースにマホガニーが入るのが一般的です。
※また、海外では、珍しいソリッドカラーと呼ばれる単色があります。
・ゴールド
・ブラック
・ホワイト
・ブルー
寿命について
平均寿命:14歳~15歳
ここ数年でフードも色々な物が出て医療も発達していますので寿命はあくまでも目安となります。
飼育環境により変化しますので、健康管理には気を付けてあげましょう。
シーズーのルーツ
中国の王宮で数百年にわたり飼育されていたペキニーズとラサ・アプソの混血から誕生したといわれています。
神の使者として神聖な犬とされ、中国語でライオンのような犬の意味の獅子駒(シーズークゥ)と呼ばれ、宮廷の守り神として大切に飼われてきました。
高貴な王室だけで飼育されていたが、中国の清張が崩壊し19世紀には、在中国オランダ公使がヨーロッパへ連れていき、後にエリザベス2世に子犬を贈ったことで、イギリス王室から寵愛を受けることになりました。
その後、1935年にはイギリスで独立した犬種として登録されます。
アメリカなど世界へ輸出されるようになり、現在は世界中の人々から愛されています。日本へは、1963年に犬種登録されました。
シーズーを飼うにあたって心配な病気
角膜炎
シーズーは、異所性睫毛(本来のまつ毛が生える場所とは異なる場所に生えること)、眼瞼内反(逆まつ毛のこと。まつ毛が何らかの原因で内側を向いてしまう)などが原因となって角膜が刺激され角膜炎が起こりやすい犬種です。
シーズーの長毛は、角膜炎を引き起こすきっかけにもなりやすいため目の周りの毛をカットして角膜炎を予防しましょう。
外耳炎
細菌やカビが原因で、外耳道に炎症が起こることを外耳炎といいます。
外耳炎は再発することも多いため、梅雨の時期などはこまめに観察するようにしましょう。
また、病院で定期的に診てもらうことで、早期に炎症を見つけて重症化しないようにする方法もあります。
熱中症
気温の上昇により体温が上昇し、呼吸が浅く速くなり口からヨダレを垂らす症状が見られ、時には死に至ることもあるので、夏場は特に注意が必要です。
散歩の時間を早朝や日暮れ後にするなどの対策は大切です。
まとめ
シーズーは、見た目の愛くるしさと穏やかな性格で飼いやすいことから人気があります。愛情深いため飼い主さんはもちろん他のわんちゃんともフレンドリーに接してくれます。明るく協調性のあるシーズーは、最高のパートナーになってくれるでしょう。
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