コラム
「ボストンテリア」の性格・見た目・寿命などを解説
ボストンテリアの性格
性格について
友好的で活発、高い知性をもっていてバランスのとれた性格をしています。飼主さんへの愛情深い犬種としても知られています。
従順でしつけやすいことから、初心者でも飼いやすい犬種として人気です。
ボストンテリアの特徴って?
見た目について
大きく立つ耳と離れぎみの大きな目、鼻が短く愛嬌のある顔が特徴です。手足は長く、体は小さいながら引き締まった筋肉質な体型をしています。
ツートンカラーの毛色から、タキシードを着ているような見た目から「タキシードを着た紳士」「ちいさなアメリカ紳士」とよばれてきました。
※血統書を発行する機関であるジャパンケネルクラブ(JKC)では体重別に、ライト、ミディアム、ヘビーの3つのタイプに分類しています。
◇ライト:6.8kg未満
◇ミディアム:6.8kg~9kg未満
◇ヘビー:9kg~11.35kg
被毛について
ボストンテリアの毛は、スムースコートと呼ばれる滑らかで光沢ある短く細い毛をもっています。この短毛はダブルコートなので、換毛期の抜け毛は多めになります。
ブラッシングをこまめに行なって皮脂トラブルを避けましょう。
毛色について
毛色は、ベースになる色に胸元と目の間、マズルの周りが白色のマークが入ったツートンカラーです。
・ブラックブリンドル&ホワイト・・・黒や茶色の縞模様ベースにホワイトやベージュ色が入っている。
・シールブリンドル&ホワイト・・・黒っぽい赤茶色のブリンドル
・マホガニーブリンドル&ホワイト・・・茶褐色のブリンドルとホワイトの組み合わせになります。
・ブラック&ホワイト・・・漆黒の黒色とホワイトの組合せ、日本ではレアカラーになります。
寿命について
平均寿命:15歳
ここ数年でフードも色々な物が出て医療も発達していますので寿命はあくまでも目安となります。
飼育環境により変化しますので、健康管理には気を付けてあげましょう。
ボストンテリアのルーツ
原産国はアメリカ合衆国で、1800年後半にアメリカ北東部マサチューセッツ州ボストンで作出されました。
元となった犬種については諸説ありますが、一説にはブルドッグとテリアを掛け合わせて作られたといわれています。
多くのハリウッド俳優や女優に愛されてきた歴史があり、現在も人気の犬種になります。
ボストンテリアを飼うにあたって心配な病気
角膜炎
犬の黒目を覆う透明な膜に炎症が起こってしまう症状です。
外傷的な理由は、犬の目に砂ぼこりやまつ毛などが入ってしまうなどです。
また、感染症やアレルギー性疾患をきっかけに発症する場合があります。
チェリーアイ
眼頭から、瞬膜腺が飛び出して、赤いサクランボ(チェリー)のように見えることからこう呼ばれます。
1歳未満で発症することが多いといわれています。
気管虚脱
気管虚脱は、空気の通り道である気管が途中で潰れてしまい、呼吸ができなくなってしまう病気です。
いびきをかいたり、「ガーガー」と呼吸するようになります。早めに病院で診てもらいましょう。
原因のひとつに、サイズの合わない首輪によって首がしめつけられることで気管を圧迫してしまいます。胴体を固定するハーネスを使うと首への負担が軽減されます。
まとめ
優しい性格で愛されてきたボストンテリアは、あまり吠えることもなく、学習能力が高く利口な犬種とされています。
鼻の長さが短いため、一年を通して温度差の管理をし過ごしやすい環境を作ってあげましょう。
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