コラム
「シベリアンハスキー」の性格・見た目・寿命などを解説
シベリアンハスキーの性格
性格について
シベリアンハスキーは、おおらかで楽天的で遊ぶのが大好きです。
とてもフレンドリーで初対面でも仲良くなれる協調性の持ち主です。番犬には不向きと言っていいでしょう。
本来、群れで暮らしていた犬種のため一人にされると、とてもさみしがりやさんです。その分、飼主さんには従順で甘えんぼうな子が多いです。
シベリアンハスキーの特徴って?
見た目について
勇ましくワイルドな顔立ちはオオカミに似ているといわれています。
最も特徴的なのは、目の色がブルー、ブラウン、ブラック、イエロー、左右の色が異なるオッドアイなど澄んだ瞳は様々です。
被毛について
撥水性のあるオーバーコートと保温力の高い密集したアンダーコートからなるダブルコートになります。抜け毛が多めなのでブラッシングが必要です。
毛色について
・ブラック×ホワイト・・・ホワイトベースに、体から顔にブラックの毛色がはいります。ハスキーの代表的な毛色です。
・シルバー×ホワイト・・・ホワイトをベースに体から顔にグレー色がはいります。気品のある印象があります。
・チェコレート×ホワイト・・・明るめの茶色とホワイトの組み合わせです。穏やかな印象から人気の毛色です。
寿命について
平均寿命:15歳
ここ数年でフードも色々な物が出て医療も発達していますので寿命はあくまでも目安となります。
飼育環境により変化しますので、健康管理には気を付けてあげましょう。
シベリアンハスキーのルーツ
シベリアンハスキーは、カナダ北極圏からシベリアの寒冷地方が原産です。
イヌイットやチュクチ族の荷物運びとしてソリを引く犬として活躍をしていました。
遠吠えする声がしゃがれていることからシベリアンハスキーと名づけられました。
1909年にアラスカで行われた犬ソリのレースで初出場ながら好成績だったことで注目されました。
さらに、世界を驚かせたのは、1925年にアラスカの都市ノームでジフテリアが大流行した時に、シベリアンハスキーが極寒の中を犬ぞりリレーで500kmを駆けぬけ3万人分の血清と薬を届けました。
日本では、1980年代に「動物のお医者さん」という漫画からブームになりましたが、運動量が多く必要などから飼育放棄が相次ぎました。
現在では、ブームは落ち着き飼育方法を改めてたくさん運動できる環境で飼われています。
シベリアンハスキーを飼うにあたって心配な病気
進行性網膜萎縮症(PRA)
遺伝的な病気で暗い場所が見えづらくなる症状があります。徐々に進行していき失明してしまいます。
室内で物にぶつかるなどで気づくことができます、獣医師に相談しましょう。
てんかん
神経細胞の興奮が過剰になると発作が起こる脳の病気です。抗てんかん薬などを用いて治療を行います。
膝蓋骨脱臼
膝の皿の骨が正常な位置から外れてしまうことをいいます。
先天性と後天性があり、先天性は生まれつき膝の関節を覆う筋肉や骨の形などに異常があり、それが原因で脱臼を起こしてしまいます。
後天性の原因は、物理的なケガの影響や生活環境で発症します。室内であっても高い所から飛び降りたり滑りやすい床の上での生活などを避けましょう。
まとめ
シベリアンハスキーは、見た目のかっこ良さとは逆に気弱だったりフレンドリーで可愛らしい性格の持ち主です。
また、活発で運動量が多く必要なため、朝晩併せて1~2時間の散歩を心がけましょう。
とてもさみしがりやのシベリアンハスキーは、コミュニケーションとして遠吠えしてしまうことがあるかもしれません。
子犬の頃から周りの環境に慣れさせておきましょう。
シベリアンハスキーは、性格からも魅力あふれる犬種です。飼育方法をきちんと理解したうえでお迎えしましょう。
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