コラム
「パピヨン」の性格・見た目・寿命などを解説
パピヨンの性格
性格について
パピヨンは、とても活発で好奇心旺盛です。明るい性格でフレンドリーなため、人懐っこいところが愛されている理由のひとつです。
周りの状況を判断し物事の理解が早くとても賢いです。
無駄吠えをして、おやつをあげてごまかしてしまうと、賢いゆえに、吠えたらおやつがもらえたと学習してしまいます。
また、強く叱ると繊細なので飼い主さんへ不信感をもち指示を聞かなくなるため、褒めて伸ばすしつけが向いています。
パピヨンの特徴って?
見た目について
大きな耳としっぽは長い飾り毛に覆われていて優美で気品のある犬種になります。体はコンパクトで華奢な子が多いです。
被毛について
絹糸のようなシングルコートで抜け毛は少なめです。
毛玉ができやすいため、子犬の頃からブラッシングに慣れておきましょう。
生後4か月~7ヶ月頃に、子犬のもこもこした毛が一気に抜けてスカスカの毛並みになります。このことを、ハゲ期(やぎ期)といわれています。
大人の毛に生え変わるために抜けるのですが、大量に毛が抜けるために、飼主さんは心配になりますがちゃんと美しい毛が生えそろうので大丈夫です。
毛色について
2色タイプは、「パーティーカラー」
・ホワイト&レッド・・・白色と赤茶色の組合せです。
・ホワイト&セーブル・・・白色と薄い茶色のセーブルカラーで毛先が濃いブラウンか黒色となり、グラーデーションがかかった美しい色彩になります。
・ホワイト&ブラウン・・・白をベースに暗めの濃い茶色の組合せになり、毛先は黒色に近い茶色が入ります。
・ホワイト&ブラック・・・白色と黒色の2色になります。
3色タイプは、「トライカラー」
・クラッシックトライ・・・白をベースに黒色とセーブルの3色です。
眉毛や頬に茶褐色のタンカラーが入ります。
・ハウンドトライ・・・白をベースに茶色(レッド)と黒色の3色です。
ハウンドトライは、明るめの茶色のトライカラーになり、目の周りにはタンカラーは表れません。
寿命について
平均寿命:14歳~16歳
ここ数年でフードも色々な物が出て医療も発達していますので寿命はあくまでも目安となります。
飼育環境により変化しますので、健康管理には気を付けてあげましょう。
パピヨンのルーツ
パピヨンの祖先は、スペインのトイスパニエルという説があります。当初は、イタリア北部のボローニャ地方で繁殖されていました。
16世紀頃に、フランスに渡ると上流貴族たちの間で、パピヨンを抱いて肖像画を描くことが流行しました。
フランスの王妃マリーアントワネットに愛された犬としても知られています。
18世紀頃に、これまでのパピヨンはたれ耳だったのが、立ち耳のパピヨンが偶然生まれたことから交配が進んでいきました。
立ち耳タイプは、飾り毛で縁どられた耳が、蝶が羽を広げたように見えることからフランス語で「パピヨン(蝶)」と呼ばれるようになりました。
パピヨンを飼うにあたって心配な病気
膝蓋骨脱臼
膝の皿の骨が正常な位置から外れてしまうことをいいます。
先天性と後天性があり、先天性は生まれつき膝の関節を覆う筋肉や骨の形などに異常があり、それが原因で脱臼を起こしてしまいます。
後天性の原因は、物理的なケガの影響や生活環境で発症します。室内であっても高い所から飛び降りたり滑りやすい床の上での生活などを避けましょう。
気管虚脱
気管虚脱は、空気の通り道である気管が途中で潰れてしまい、呼吸ができなくなってしまう病気です。
いびきをかいたり、「ガーガー」と呼吸するようになります。
早めに病院で診てもらいましょう。 原因のひとつに、サイズの合わない首輪によって首がしめつけられることで気管を圧迫してしまいます。
胴体を固定するハーネスを使うと首への負担が軽減されます。
白内障
白内障とは、目の中の水晶体の一部や全体が白く濁った状態をいいます。初期は物につまずくようになり散歩も嫌がります。
投薬か外科手術が行われます。早期に治療を開始しましょう。
まとめ
パピヨンは小型犬ながら、エネルギーにあふれ運動好きです。
運動神経は抜群で競技大会でも上位にはいります。
活発な性質を満たしてあげれるように散歩の時間をつくることが大切です。
遊び好きなので、ぬいぐるみをくわえてきて飼い主さんを誘ったりするのもかわいいですね。
賢く友好的な性格をしているので一人暮らしやペット初心者、子供がいる家庭にもおすすめでしょう。
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