コラム
「ジャックラッセルテリア」の性格・見た目・寿命などを解説
ジャックラッセルテリアの性格
性格について
ジャックラッセルテリアは、明るく遊ぶのが大好きな活発な性格です。
賢く学習能力が高いので、子犬期から吠え癖や噛み癖などに対してしっかりとしつけを行いましょう。
ジャックラッセルテリアの特徴って?
見た目について
ジャックラッセルテリアは、筋肉質な体に垂れ耳や半垂れ耳です。
アーモンド型の瞳に黒い鼻がかわいい人気の小型犬です。
被毛について
ジャックラッセルテリアは、ダブルコートで毛質が3種類あります。
毛質の違いで見た目の魅力もさまざまです。
◇スムースコート
スムースは、被毛が短くサラサラした手触りの毛質をしています。
毛が抜けやすいのでブラッシングが必要です。
◇ブロークンコート
長い毛と短い毛が混ざっています。
硬い毛と柔らかい毛のミックスになっていて抜け毛は少なめになります。
◇ラフコート
長く粗い毛質をしています。長さは、2.5cm~5cmほどです。
定期的にトリミングを行いましょう。
毛色について
・ホワイト&タン
白色をベースにタン(赤茶)が入ります。
最も一般的なカラーになり、タンの色は、赤茶色からクリーム色に近い毛色など個性があります。
・ホワイト&ブラック
白色をベースに一部にブラックが入ります。
成長すると赤茶色が混ざりトライカラーへ変化する子が多いです。
・ホワイト&タン&ブラック(トライカラー)
白色をベースにタンとブラックが混ざるトライカラーです。
マロ眉のようなタンのカラーが目の上に入る場合があります。
寿命について
平均寿命:13歳~15歳
ここ数年でフードも色々な物が出て医療も発達していますので寿命はあくまでも目安となります。
飼育環境により変化しますので、健康管理には気を付けてあげましょう。
ジャックラッセルテリアのルーツ
18世紀のイギリスで、ジョン(ジャック)・ラッセル牧師がキツネ狩りのために譲りうけたフォックステリアが祖先といわれています。
キツネ狩りに適した勇敢な性格を伸ばすために、ビーグルやボーダーテリア、ブルテリアなどとの交配を行いました。
そうしてキツネにひるまず巣穴に潜ってキツネを追い出す気性の強い犬が確立されました。
その後、オーストラリアに渡って家庭で飼いやすいようにウェルシュコーギーと交配を行い、体高が低くなったのが現在のジャックラッセルテリアになります。
一方、イギリスに残った体高の高さがある犬種は、「パーソンラッセルテリア」となります。
日本では、ジムキャリー主演映画「マスク」が大ヒットしたことで有名になり広まりました。
ジャックラッセルテリアを飼うにあたって心配な病気
大腿骨頭壊死症(レッグペルテス症)
犬の股関節を形成している大腿骨頭(ふとももの骨の上端にある骨盤との連結部)が壊死を起こし、関節炎や骨折を起こす病気です。
発見者の名前からレッグ(カルベ)ベルテス病と呼ばれることも多いです。
成長期の小型犬で発症が多く、ほとんどの場合で手術が必要になります。
痛み出るため歩行異常で気づくことができます。
副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)
副腎から出てくる副腎皮質ホルモンが出すぎてしまう病気です。
水を飲む量が増えたり、お腹が膨らんできたり皮膚のトラブルが起こったりします。
また、状態によっては、血栓症を起こして呼吸困難や神経症状を起こしたり突然死の原因になることもあります。
また、合併症が怖い病気でもあります。
中年齢以上の犬で発生することが多いと言われています。
膝蓋骨脱臼
膝の皿の骨が正常な位置から外れてしまうことをいいます。
先天性と後天性があり、先天性は生まれつき膝の関節を覆う筋肉や骨の形などに異常があり、それが原因で脱臼を起こしてしまいます。
後天性の原因は、物理的なケガの影響や生活環境で発症します。室内であっても高い所から飛び降りたり滑りやすい床の上での生活などを避けましょう。
まとめ
ジャックラッセルテリアは、典型的なワンマンズ・ドッグといわれ生涯で一人の飼い主さんのみに従う犬種です。
飼い主さんやその家族に深い愛情を注ぎ献身的で忠誠心も強いです。
狩猟犬をルーツにもつジャックラッセルテリアは、とてもエネルギシュでタフなため大型犬並の運動量が必要となります。
ドッグランで思いっきり走らせてストレスを解消したり、日頃からたっぷり遊んであげるといいでしょう。
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