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コラム

「ゴールデンレトリバー」の性格・見た目・寿命などを解説

ゴールデンレトリバーの性格

性格について

性格は極めて温和でやさしい性格をしています。穏やかで愛情深く家族に寄り添ってくれます。
家族以外の人やワンちゃんとも上手にコミュニケーションを取ってくれますが番犬には向かない犬種といえるでしょう。
また、とても知的で学習能力が高くしつけもしやすく、盲導犬や介助犬、災害救助犬や警察犬としてあらゆるシーンで活躍しています。
寂しがりやな為、コミュニケーション欲求を満たしてあげることが大切になります。
知らない人や犬にいきなり吠えたりとびかかったりしないためにも幼いうちから、家族以外の人や犬に会わせてあげることが大切です。

ゴールデンレトリバーの特徴って?

見た目について

垂れ耳にくりっとしたアーモンド形の目をしたやさしいお顔が特徴的です。
全体的にバランスの取れたしっかりとした体格をしています。
種類は「イギリスタイプ」と「アメリカタイプ」の2種に分けられます。
大きさは、さほどかわりませんがすこし見た目が異なるところがあります。
「イギリスタイプ」は骨太でがっしりとした体格をしておりマズルがやや短めです。
「アメリカタイプ」はイギリスタイプと比べると細身でマズルも長いです。


  • ♂体高:58cm~61cm 体重:29kg~34kg
  • ♀体高:54cm~57cm 体重:24kg~29kg
  • 被毛について

    光沢のある美しい毛並みでウェーブがかった長めの被毛をしています。胸部や腹部、手足や尾っぽの下に飾り毛があることも特徴的です。
    また、水鳥の猟犬だったこともあり、水をはじく毛質をしています。
    ダブルコートの為オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の2重構造になっています。
    その為換毛期以外にも抜け毛が多い感じると思います。
    また、柔らかい毛並みのため、毛玉もできやすくこまめなブラッシングが必須になります。

    毛色について

    ゴールデンレトリバーには毛色が異なるイギリスタイプとアメリカタイプがいます。
    イギリスタイプは、白やクリームのような薄い色をしています。
    生まれたときは真っ白でも成長とともに部分的にやや色が濃くなることもあるそうです。
    アメリカタイプは、レッドやゴールドでイギリスタイプより濃い色味をしています。
    日本では「アメリカタイプ」のゴールデンレトリバーが圧倒的に多く飼われています。
    黒い毛色の子もいない?と思った方はいらっしゃいませんか?
    それはゴールデンレトリバーではなく「フラットコーテッドレトリバー」という別の犬種です。色のほかにゴールデンレトリバーと比べるとやや小さいことも特徴的です。

    寿命について

    平均寿命:10歳~14歳

    ここ数年でフードも色々な物が出て医療も発達していますので寿命はあくまでも目安となります。
    飼育環境により変化しますので、健康管理には気を付けてあげましょう。

    ゴールデンレトリバーのルーツ

    正確な起源はわかっていませんが、イギリス原産の犬種であるといわれています。
    レトリーバーとは「取得する(retrieve)」から来ています。
    その名の通り、水鳥猟で猟師の撃ち落とした獲物を回収する優秀な犬種を誕生させるため、1865年に、スコットランドのマーシュバンクス伯爵が、ニューファンドランドとウェイビーコーテッド・レトリーバーを交配させた黄色の被毛のオス「ヌース」を購入しました。兄弟がみな黒い被毛であるのに、彼だけが黄色い被毛でした。
    数年後に、ツイード・ウォーター・スパニエルのメス「ベル」と交配さ、4匹の子犬「カウスリップ」「プリムローズ」「エイダ」「クロッカス」が生まれます。
    マーシュバンクス伯爵は「カウスリップ」「プリムローズ」を犬舎に残し、ウェイビーコーテッド・レトリーバーやアイリッシュ・セッターなどの様々なハウンティングドッグと交雑行い、19世紀中ごろにゴールデン・レトリーバーが確立されました。
    その期間は、20年以上かかったといわれています。
    日本には1970年にやってきましたが、当時はあまり人気がありませんでした。
    1984年の展示会で全犬種最優秀賞を受賞します。
    ここから注目され、翌年には飼育頭数が3倍以上になるとその名を世間に知らしめました。
    現在日本では一番人気の大型犬となり愛され続けています。

    ゴールデンレトリバーを飼うにあたって心配な病気

    悪性腫瘍(がん)

    犬種全体で見てもゴールデンリトリバーは悪性腫瘍を発症しやすい犬種です。
    中でも骨肉腫は大型犬に多く見られ、手足にできやすく発症すると痛みが現れます。
    また、移転性の高いがんの為ご追っておくと肺などにあっという間に移転してしまいます。治療法としては、外科手術や抗がん剤の投薬治療などがあります。
    歩く際に足を引きずって歩いていたり、痛がるしぐさなどのサインが現れたら発症している可能性があります。すぐに病院に連れて行ってあげましょう。

    皮膚病

    ダブルコートで被毛の多い犬種に発症しやすい病気です。
    蒸れやすく細菌が繁殖しやすく、きちんとお手入れができていないと汚れがたまりやすく皮膚病になりやすい傾向にあります。
    頻繁にかきむしったり、脱毛していると発症している可能性があるので病院で診てもらいましょう。
    一般的な要因は、常在菌が増殖したりすることが要因とされていますが、ノミやダニ、埃等が原因で起きる「アトピー性皮膚炎」などもあります。
    環境の要因が大きいので、愛犬が生活するスペースを清潔に保ってあげることが大切です。

    股関節形成不全

    股関節の異常な発達や成長の過程で嚙み合わせが悪くなる病気で、遺伝性の疾患とされており大型犬に多く発症する病気とされています。
    生後6か月を過ぎたころから兆候がみられます。
    痛みを伴うため不自然に大きく腰を振りながら歩いたり、歩く際に両後ろ足を飛び跳ねるように使うようになります。
    軽度の場合は痛み止めなどで痛みを鎮静させ関節を安定させることで治ることもありますが、それで治らない場合に外科手術を必要とします。
    大人になって発症するケースもあるので、滑りやすいフローリングや過度な運動に注意しましょう。

    胃捻転

    何らかの原因で拡張された胃がねじれてしまう病気です。
    どの犬種でも発症のリスクはありますが大型犬に多く、ドカ食いやストレスなどの原因で発症します。
    初期症状として、腹部の膨張や歯や舌の粘膜の色が青白いなどの見た目の変化や、苦しそうに呼吸をしていたり空嘔吐などがあります。
    上記の症状が見れれる場合はすぐに獣医さんに相談しましょう。
    発見が遅いと、多臓器不全や呼吸困難などで命を落とす可能性があります。
    愛犬が早食いではないかなど食事方法などを確認し食器などを変えたりなどできる範囲の対策は行いましょう。

    まとめ

    賢いゴールデンレトリバーは見た目どおりの優しく愛情深い犬種になります。
    ゴールデンレトリバーはもともと猟師が撃ち落とした水鳥を回収する猟犬として活躍していました。
    そのため、充分な運動量ガ必要となります。 運動不足になると肥満になったりストレスが溜まって無駄吠えをしたり問題行動を起こす可能性があります。
    毎日、30~1時間程度の散歩を2回連れて行きましょう。 遊び足りない様子を見せるようであれば、散歩の時間を少し長くとったり家で玩具で遊んであげましょう。 また、かけっこやボール遊び、水遊びや泳ぐことも得意な犬種です。
    ドッグランやアウトドアに連れて行って思い切り遊んであげるとよいでしょう。

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