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コラム

「ポメラニアン」の性格・見た目・寿命などを解説

ポメラニアンの性格

性格について

ポメラニアンは、明るい性格をしており好奇心旺盛で遊び好きで活発な性格です。
とてもフレンドリーな犬種でもあるので多頭飼いをしている人も多いです。
活発な性格で散歩も遊びも大好きです!
お散歩はストレス解消や肥満の予防にもなるので、毎日15分計2回連れて行ってあげましょう。
また、ポメラニアンは体の性質上、関節炎や脱臼をおこしやす犬種になるので激しい運動や長時間の散歩は避けましょう。

ポメラニアンの特徴って?

見た目について

比較的小さなお顔にまんまるで大きな目がとても愛嬌のある顔立ちをしている人気の犬種です。
マズルが短くかわいらしい顔立ちのポメラニアンは「たぬき顔」
逆にマズルが長く凛々しい顔立ちのポメラニアンは「きつね顔」とよばれることも。
祖先犬がサモエドであるとされているため、サモエド特有の微笑んでくれているように見える笑顔が特徴です。


  • ♂体高:18cm~25cm 体重:2kg~3.5kg
  • ♀体高:18cm~23cm 体重:1.9kg~3kg
  • 被毛について

    ポメラニアンは、ダブルコートの為オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)が生えています。
    顔まわりやお尻まわり、しっぽにふわふわの被毛が生えているのも特徴的!
    ただその分抜け毛は年間通してすごく多い犬種になります。
    毛は柔らかく絡まりやすいためこまめで丁寧なブラッシングやシャンプーが必要で、適度にトリミングに行くことが好ましいです。
    近年、柴犬のように見えることから「柴カット」と呼ばれるサマーカットされたポメラニアンもよく見かけます。

    毛色について

    毛色は10種類以上認められており豊富です。
    単色はもちろんのこと、2色でなるパーティカラーなども人気です。
    定番の「レッド」「ホワイト」「クリーム」や珍しい「ブラック」「ブラウン」「ブラック&タン」動物の毛色に見えるような「ウルフセーブル」「ビーバー」などがあります。

    寿命について

    ポメラニアンの寿命はほかの犬種と比べても長生きです。

    平均寿命:12歳~16歳

    小型犬の中でも比較的長生き犬種です。
    20歳まで生きた個体もいるのだとか!

    ポメラニアンのルーツ

    ポメラニアンはドイツ原産の犬種です。
    サモエドの子孫であるジャーマンスピッツがドイツ北東部にあるポメラニアン地方に持ち込まれ後、小型化され様々なサイズに分類わけされました。
    そのうちの1種がポメラニアンの基礎の犬種となりました。
    ちなみに、ポメラニアンという名前もポメラニアン地方にちなんで名づけられたといわれています。
    ポメラニアンの流行にはイギリス王室が深くかかわっており、1767年にイギリス王妃シャーロットがイングランドに持ち込みました。
    彼女の孫、ヴィクトリア女王は、ポメラニアンの繁栄に大きくかかわっており、ヨーロッパ各地から様々な毛色のポメラニアンを輸入し自身で繁殖を行うほどでした。
    彼女の存命中にポメラニアンは元の大きさより半分の大きさにまで小さくなったといわれています。そうして王室より一般にも広く普及しました。
    日本には、明治初期頃にもちこまれました。
    大正2年に行われた犬の展覧会では初登場にもかかわらず入賞し一躍有名な犬種になり、その後もポメラニアンの人気は劣ることなく今日に至ります。

    ポメラニアンを飼うにあたって心配な病気

    皮膚病

    ポメラニアンは被毛の多い犬種です。
    その為きちんとお手入れができていないと汚れがたまりやすく皮膚病になりやすい傾向にあります。
    頻繁にかきむしったり、脱毛していると発症している可能性があるので病院で診てもらいましょう。
    一般的な要因は、常在菌が増殖したりすることが要因とされていますが、ノミやダニ、埃等が原因で起きる「アトピー性皮膚炎」などもあります。
    環境の要因が大きいので、ワンちゃんやワンちゃんと生活するスペースを清潔に保ってあげることが大切です。

    膝蓋骨脱臼(パテラ脱臼)

    膝関節が脱臼してしまうポメラニアンなど小型犬に多い疾患です。
    膝蓋骨(膝のお皿)が内側や外側に外れることが原因です。
    生まれつき外れやすかったり、足を捻ったことなどが原因の場合があります。
    また、骨自体が細くあまり強くないので骨折も多い犬種となります。
    高いところからの落下や滑りやすいフローリングや肥満などで悪化したり、発症するケースも少なくないので環境の見直しや愛犬の体調管理を行ったりすることで事前に防ぎましょう。

    水頭症

    水頭症とは脳脊髄液が脳室に必要以上に溜まってしまい脳が圧迫され様々な障害を発症する病気です。
    ポメラニアンのような小型犬や短頭種がかかりやすい病気になります。
    多くの場合は遺伝による先天性ですが、髄膜炎や脳腫瘍、外傷などによって脳脊髄液の循環が悪くなり脳室に溜まることにより後天的な要因で発症することもあります。
    症状としては「てんかんのような痙攣」「ふらつきう」「異常行動」「視力の低下」「学習能力の低下」などがあります。
    内科治療や外科手術で治療することができるので、上記の症状が確認できたら早めに病院で診てもらいましょう。

    白内障

    目の中の水晶体が白濁し視力が低下してしまう病気です。
    多くの場合が高齢化に伴い発症します。
    周囲のものが見えなくなり、ぶつかったり転んでしまい怪我をしてしまうことも…

    まとめ

    ポメラニアンは、小さくてふわふわな毛におおわれた人気の家庭犬です。
    今でさえ広く一般に知られていますが王族に飼われて広まった高貴なワンちゃんだったんですね。

    • 犬種