コラム
「チワワ」の性格・見た目・寿命などを解説
チワワの性格
性格について
チワワは見た目通りにとっても甘えん坊さん。
賢い犬種でもあるので飼い主さんにはとても順順で忠実な犬種といえるでしょう。
小さく華奢ではありますがとっても勇敢でもあり、ややプライドが高いところもあるのでやきもちを焼いたり、大きなワンちゃんや知らない人に対して吠えてしまうこともあります。
小さい時から、家族以外の人やワンちゃんに慣れさせてあげることが大切です。
チワワの特徴って?
見た目について
世界最小の犬種であるチワワは大きいつぶらな瞳に「アップルヘッド」と呼ばれる小さく丸い頭が特徴的です。
被毛について
チワワの被毛は、スムースコートとロングコートの2種類があります。
スムースコートは、光沢感のある美しい短い毛並みが特徴的です。
ロングコートは、全身が長い毛で覆われており、耳や尾っぽに飾り気があります。
また、2種類ともダブルコート(上毛と下毛が生えている)のため抜け毛は多くなります。
放っておくと、毛玉や皮膚病の原因にもなる為こまめなブラッシングやシャンプーが必要となります。
毛色について
毛色には「ソリッドカラー(単色)」「パーティカラー(2色の組み合わせ)」「トライカラー(3色の組み合わせ)」など様々な色、組み合わせが認められています。
例外で「マールカラー」と呼ばれるヒョウ柄のような様々な色のまだら模様がある毛色は認められていません。
珍しいカラーと裏腹に、両親がマール遺伝子をもつ場合にチワワの子犬は先天的な病気を持つことが多い事が理由とされています。
人気の色のとしては、単色の「クリーム」「ホワイト」「レッド」「ブルー」、パーティカラーの「ブラック&タン」「ブラック&ホワイト」、ソリッドカラーでは「チョコ&タン&ホワイト」などがあります。
寿命について
平均寿命:13歳~16歳
愛犬の健康状態を把握し、適度な運動や整った環境で育てること長寿になるといわれています。
チワワのルーツ
チワワは近年の遺伝子検査の結果、メキシコが原産国であることが判明しています。
名前もメキシコのチワワ州に由来します。
9世紀ごろにメキシコの先住民族トルテック族に飼われていた「テチチ」と呼ばれる現在のチワワより少し大きい犬が祖先だとされています。
その頃は、神の使いとして儀式に使われおり遺跡などに壁画や彫刻に描かれています。
その後、12世紀にトルテッカ族がアステカ族の支配となったときにテチチをさらに小型化したものがチワワの原型として誕生します。
1800年代にアメリカに渡り、パピヨンやポメラニアン、ヨークシャテリアなどの様々な犬種と交配されたことにより、現在のチワワの姿になりました。
日本では、1970年代ごろより飼育されるようになり、その見た目のかわいらしさはもちろんのこと飼育のしやすさやなどで今日に至るまで高い人気を誇る犬種となっています。
チワワを飼うにあたって心配な病気
膝蓋骨脱臼(パテラ脱臼)
膝関節が脱臼してしまうチワワなどに多い疾患です。
膝蓋骨(膝のお皿)が内側や外側に外れることが原因です。
生まれつき外れやすかったり、足を捻ったことなどが原因の場合があります。
滑りやすいフローリングや肥満などで悪化したり、発症するケースも少なくないので環境の見直しや愛犬の体調管理を行ったりすることで事前に防ぎましょう。
水頭症
水頭症とは脳脊髄液が脳室に必要以上に溜まってしまい脳が圧迫され様々な障害を発症する病気です。
チワワのような小型犬や短頭種がかかりやすい病気になります。
多くの場合は遺伝による先天性ですが、髄膜炎や脳腫瘍、外傷などによって脳脊髄液の循環が悪くなり脳室に溜まることにより後天的な要因で発症することもあります。
症状としては「てんかんのような痙攣」「ふらつき」「異常行動」「視力の低下」「学習能力の低下」などがあります。
内科治療や外科手術で治療することができるので、上記の症状が確認できたら早めに病院で診てもらいましょう。
角膜炎
角膜に炎症が起きる症状でチワワのような大きな目の犬種に多い病気です。
主な要因は異物の混入や目を強くこすったり、けんかなどにより目に傷が出来ることですが、アレルギーや感染によって発症することもあります。
重症の場合、手術を必要としたり最悪場合失明してしまうこともあります。
犬が目を痛がるしぐさを見せたり、涙や目ヤニで目の周りが汚れていないかなど日々注意してあげましょう。
まとめ
一見その愛くるしさから甘えん坊さんなイメージが先行しがちですが、実は勇敢さも兼ねそろえた忠犬ともいえるワンちゃんです。しっかりとしたしつけができると番犬としても活躍してくれるそうです。
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