コラム
「フレンチ・ブルドッグ」の性格・見た目・寿命などを解説

フレンチ・ブルドッグの性格
性格について
性格はとっても明るく温和で社交的、それにとっても甘えん坊です。
飼い主さんに忠実で甘えたり遊んだりすることが大好きです。
無駄吠えも少ない犬種ですが、甘えん坊が故に一人でのお留守番が苦手だったりします。
一方で独占欲が強かったり、興奮しやすい犬種であります。
小さい時から人や他のワンちゃんに合わせて慣らすことや落ち着かせてあげることを心がけましょう。
フレンチ・ブルドッグの特徴って?
見た目について
コウモリのように見えることから「バット・イヤー」といわれるピンと立ったお耳に、愛嬌のあるしわの多い顔が特徴的です。
また、「スクリューテイル」といわれる短い巻きしっぽもかわいい特徴のひとつです。
被毛について
フレブルは被毛が短くアンダーコート(下毛)が生えないシングルコートです。
毛が短くシングルコートの為抜け毛が少ないと思われがちですが、以外に抜け毛が多いといわれています。
換毛期が年に2回(春と秋)ありますが、それ以外でも室内で飼われていることが多く体温うまく調節する必要がある為です。
その為、毎日のブラッシングや月1~2回はシャンプーで洗ってあげるとよいでしょう。
また、暑さと寒さにとても弱い犬種です。
夏場は必ずエアコンを利用して快適な環境を整えてあげたり熱中症対策をする必要があります。
寒い季節にはお洋服を着せてあげるとよいでしょう。
毛色について
毛色はブラウン系の「フォーン」、牛柄のような白ベースに部分的に黒が入った「パイド」、ほぼほぼ黒い「ブリンドル」、クリーム色単色の「クリーム」などがあります。
違う色が混ざったり、お顔や体に模様が入ったりすることで「フォーンパイド」「ハニーパイド」「タイガーブリンドル」等毛色名がかわるようです。
寿命について
平均寿命:10歳~14歳
平均寿命があっても徹底した健康管理を行うことや適切な環境で育てることで寿命を延ばすことができます。
フレンチ・ブルドッグのルーツ
フランス原産のブルドッグから派生した犬種で、古くはエピロスやローマ帝国のモロシア犬が先祖となります。
原産国はフランスですが、イギリスからやってきたイングリッシュ・ブルドッグがテリアやパグなどと交配した結果生まれたのがフレブルだという説もあります。
その後人気を博しイギリスに渡ったといわれています。
誕生の理由としては、1835年に闘犬が禁止された為、ブルドッグが存続の危機に直面します。
闘犬としての激しい気性を取り除くために改良が加えられ、ブルドッグよりも穏やかで小さく愛嬌のあるフレブルが誕生しました。
最初は屋敷などのネズミ捕りとして飼われていたフレブルですが、その愛くるしさから貴族の間で大人気に!
フレブルの誕生は種の存続にも大きく貢献しました。
日本にやってきたのは大正時代といわれており、昭和初期頃に大人気になりました。
一時期は人気低迷により飼育頭数が減少していましたが、近年はフレブルブームが再来し魅了されている人が増えています。
フレンチ・ブルドッグを飼うにあたって心配な病気
熱中症
フレブルのような短頭種は他犬種に比べ暑さが苦手で呼吸がスムーズに行えない傾向にあります。
その為、身体に熱がこもりやすく熱中症になりやすいです。
「よだれを大量に出している」「食欲不振」「ぐったりして動かない」などの症状があればすぐに病院に連れて行きましょう。
体調管理や環境を整えるましょう。
軟口蓋過長症
この病気も短頭種に多く、喉の奥にある軟口蓋というや柔らかい部分が生まれつき長いことで呼吸器に障害が出る症状です。
症状としては「寝ているときに大きないびきをかいたり」「呼吸時にガーガーと大きな音がする」「失神」するなどがあります。
高齢になればなるほど手術時のリスクが高く、出来れば1~3歳までの若年のうちに治療してあげましょう。
皮膚炎
フレブルのようなしわがあり、皮脂が多く分泌される種類は皮膚疾患が多い傾向にあります。
常在菌が増殖したりすることが要因とされています。
また、ノミやダニ、埃等が原因で起きる「アトピー性皮膚炎」などもあります。
環境の要因が大きいので、ワンちゃんと生活するスペースを清潔に保ってあげることが大切です。
まとめ
"フレンチブルドッグは、愛嬌のある可愛い見た目で愛情深くとても甘えん坊なワンちゃんです。
暑さや寒さが苦手なので、しっかりと体調管理をしてあげましょう。"
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