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犬が自分の足を舐めたり噛む理由は?病院に連れていくべき症状は?

犬が自分の足を舐めたり噛む理由は?

セルフグルーミング

セルフグルーミングとは、犬や猫が毛並みを整える身だしなみとして行っている行動になり問題はありません。
散歩や食後、就寝前にもセルフグルーミングを行い、毛並みを整えてリラックスした状態になります。
また叱られた後など、気持ちを落ちつかせるためにセルフグルーミングを行います。

退屈で暇つぶし

シンプルに暇を持て余して舐めているのかもしれません。
人間も電車を待っている時などは、指先や髪を触ったりと癖のようなしぐさが表れますね。
犬も同様に退屈で足先や体を舐めたり噛んでみたりしている可能性があります。

ストレス

心身のストレスを紛らわすために、前足を舐めたり噛んでしまうことがあります。
環境の変化や不衛生なトイレ環境の不快さなどからもストレスを受け、気持ちが不安定になり舐め続けてしまうことが考えられます。

痒みや痛み

長時間ずっと舐め続けている場合は、足先や肉球にアレルギーによる痒みや擦り傷や切り傷などの痛みがある可能性があります。
また爪の割れや肉球の腫れなどを気にしている時には舐めて手当をしているようです。
加えてホルモンバランスが崩れて甲状腺の機能が低下すると皮膚に痒みが生じます。

しびれや麻痺

犬の椎間板ヘルニアによる脊髄の圧迫で足がしびれることで舐めたり嚙んでしまうことがあります。
他には、血栓塞栓症は何らかの理由で犬の血管に血の塊ができて血液の流れが悪くなり、足先が麻痺して感覚を失うために舐めてしまいます。

舐めるメリットとデメリットを知っておこう

メリット

犬が足裏の肉球を舐めることで、清潔に保つことができ、汚れや指の間の炎症が起こる趾間炎を防ぐ役割があります。
犬が興奮した後の気持ちを落ち着かせるために、舐めて心を鎮めることが可能です。
長時間行うのではなく気分転換くらいの行動であれば犬にとっても問題はありません。

デメリット

デメリットの中でも最も注意したいことは、人獣共通感染症のリスクがあることです。
人獣共通感染症は、人と動物に共通する感染症になりますが、犬の尿や唾液などからウィルスが感染するケースがあります。
代表的な感染症は、狂犬病が知られています。
人が感染すると昏睡して命を落とす感染症で、日本の法律で年1回のワクチン接種が義務付けられています。
他にもパスツレラ症、皮膚糸状菌症、回虫移行症などの感染症があり、人に感染した場合は重症化することもあり注意が必要です。
犬に人の口元を舐めさせるのは出来るだけ避けた方がいいでしょう。
そして、犬が執拗に足を舐めていると皮膚の炎症が引き起こされてしまいます。
短時間の内に炎症した箇所が悪化してしまう可能性があるため病院で診てもらいましょう。

対処法はあるの?

犬のセルフグルーミング程度の頻度で足を舐めたり噛んでみたりしている場合は、正常な行動のため無理にやめさせる必要はなく様子をみるといいでしょう。
舐めすぎているの場合は以下の対処法が役立つかもしれません。

他の行動へ逸らしてストレス解消

散歩や遊びに誘って退屈な時間を減らしてあげ、遊ぶ時と休む時のメリハリの効いた生活を心がけてみましょう。噛み応えのあるおもちゃを与えるのも効果的です。
足を舐めている時に、大きな声や高い声で叱ると犬を興奮させたり困惑させてしまうため、叱らず他の行動へ誘導することがポイントになります。
また運動することで運動要求が満たされてストレス解消になるため、積極的に散歩を行いましょう。

エリザベスカラー・犬用靴下

舐めることが癖になっている場合や小さな擦り傷がある時は、エリザベスカラーや犬用の靴下を試してみるのもいいでしょう。
エリザベスカラーは、長時間の使用はストレスになることもあるため、1日中装着するのではなく数時間を目安にしてみましょう。
犬用の靴下は包帯でも代用できるので嫌がらないようであれば巻いてみるのもいいでしょう。

乾燥を防ぐ

皮膚の乾燥からかゆみが生じて舐めてしまう場合には保湿に注意してあげましょう。
シャンプーのしすぎや暖房の効いた部屋では皮膚が乾燥しがちになります。
個体差はありますが、おおよそ月に一回のペースでシャンプーを行い、洗いすぎて皮膚が乾燥しないようにしましょう。
暖房シーズンには、加湿器を利用して湿度を50%程に保ちましょう。
犬の肉球は乾燥すると免疫力が低下してヒビ割れてしまい痛みを伴うため、犬用の肉球クリームを塗って保湿してあげましょう。

病院に行くべきサインは?

犬が足を舐め続けていて、病気かの判断が難しい場合や以下の症状があれば早急に動物病院を受診しましょう。

毛の変色・脱毛

毛の色が赤褐色から茶色に変色して、毛が薄くなり脱毛もしている。

皮膚の赤みや腫れ

肌がザラザラして赤みが見られ腫れている。
皮膚に痛みや痒みがあることが考えられます。
皮膚トラブルでもある犬の足の指の間に出来る趾間炎の可能性もあります。

歩行の困難・足を上げる

犬の肉球に異常があるか、傷や関節に痛みがあることが考えられます。痛みを気にして舐めたり、歩行が難しくなっていることもあります。

手足のしびれ・震え

手足が小刻みに震えるのは、食べ物の中毒、冷えや高齢の筋力低下、低血糖、脊髄の疾患などがあります。
震えが一時的で鎮まれば自宅で様子をみて、繰り返されるようであれば受診するようにしましょう。

まとめ

犬が足を舐めているのは、正常なセルフグルーミングを行っていることで問題ではありません。
いつもより長く舐めているようであれば、他の行動へ誘導して舐めることから逸らしてあげましょう。
そして犬が退屈しないように、新しいおもちゃを与えたり散歩のコースを変更してみるなど日々のコミュニケーションとってみましょう。
但し、繰り返し舐めているようであれば何らかの病気が隠れている疑いもあるため早めに動物病院を受診しましょう。

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